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なぜ「母」も「子」もなのか

子どもの自己効力感は親が叱ることで下がってしまう
2019年の10月、編集者さんから、この2冊の本の出版の話を相談された時、なんて素晴らしいアイデアだろうと思いました。
 
「自己肯定感」とは、「自分のいいところも悪いところも含めてOK」と思える気持ち。自分を大切にできる気持ちだと思っています。「自己効力感」とは、失敗や結果を恐れないで、または遅れていたとしても、「やってみよう」と挑戦できる気持ちです。どちらも幸せと大きく関係していますし、親なら誰も、どちらとも、子どもの中に育てたいと強く強く願っているのではないでしょうか。
 
これらが育つには、子どもが無条件に愛されている感覚を感じられること、結果や能力でなく、プロセスや努力を褒めること、など、様々な方法があることが分かっています。でも、こうしたらいいですよ、と言われても、できないことってありますよね。
 
特に、自己肯定感と自己効力感どちらも著しく下げてしまうのが、失敗を叱ったり、責めたりすることです。あなたはなんてダメな子なの!と言われていれば、自分はダメな子だと思って自己肯定感も下がりますし、失敗したら叱られたら、怖くて挑戦もできなくなります。そして大切な人生を、挑戦をしないで経験も少なく生きていくことになります。
 
親が叱ってしまうのは自身の自己肯定感が低いとき
親だって、叱りたくない、子ども責めたくないと頭では分かっていても、でもどうしても叱ってしまう、責めてしまうから辛いのです。私がそうでした。知識はすべてある、どうしたらいいか分かっているのにできない、を繰り返して苦しかったです。そして、それがどんな時に起こるか、というと、お母さんの自己肯定感が低い時、そして幸せでない時です。
 
なので、『子どもの自己効力感を高める本』は、『お母さんの自己肯定感(または、幸せ)を高める本』とセットであるべきだと思いました。自分が幸せでなかったり、自己肯定感が低いと、子どもに優しくできないですし、また、無意識に、子どもの成功を通して自信をつけようとプレッシャーをかけてしまいます。

最新のエビデンスをもとに効果的な子育てをしよう   
また、これらの本は、どちらも最も「最新」の研究のエビデンスをベースにしているという特徴があります。自己肯定感を高めようとして、どんなにあなたは頭がいい、素晴らしい、可愛いと褒めても、実は自己肯定感は高まらないのです。また、自己効力感も、成功体験だけをつませて、頭がいいと褒めちぎっても、育たないばかりかますます失敗を恐れる子になっていくのです。そのように、これまで信じられてきた間違った方法を見直せるような内容になっています。
 
親の自己肯定感と子どもの自己肯定感、親の自己効力感と子どもの自己効力感、親の幸せと子どもの幸せをセットと考えて、より効果的な方法を紹介しているのでぜひ試してみてください。

お母さんの自己肯定感を高める本

最近の母親にとって、わが子に「自己肯定感の高い子になってほしい」というのが最大の願い。しかしながら肝心の母親が「どうせ私なんて」と自己肯定感が低いため、その代替として子どもに自分の夢を託しすぎたり、競争を強いたり…子育ても苦しいものとしてしまっている。
著者によると 自己肯定感は「高めようと思っても高まる」ものではなく「幸せになる」ことで「自然と高まっていくもの」だという。 コロンビア大学で修士号をとった気鋭の心理学者による、いまNYで流行しているポジティブ心理学をベース にしたお母さんが幸せになる14の行動習慣。

<14のワーク>
1 感謝の種を見つけよう
2 「ありがとう」を受け取ろう
3 きらめく過去を思い出そう
4 「今」を1週間感じよう
5 私の「夢中」を再発見しよう
6 楽観思考にチェンジ!
7 「最高の自分」を思い描こう
8 ネガティブな感情はいったん保留!
9 動いてさっぱり、体が調う1週間
10 食べてすっきり、心が調う1週間
11 大切な人と何して過ごす?
12 親切は気づかれないように
13 自分の強みをフル活用しよう
14 お金が巡るキャリアを作ろう

目次

- はじめに -
「僕、自分が好きだよ!」と言える子は
幸せいっぱい

自己肯定感は幸せへの道
「君は自分のこと好き?」
そう聞かれた子どもたちが、
「うん、僕、自分が好きだよ!」 「私も好き。私は私で良かった!」と元気良く答えてくれたら、こんなに嬉しいことはありません。
子どもたちは「自分が好き」「自分でOK」と、自分をまるごと受け止められている、自分に満足して幸せを感じている、ということなのです。これを喜ばない親はいないでしょう。親が最終的に望むのは子どもの幸せ。
そういう子に育ってほしいと、お母さんたちの誰もが願っていると思います。
自分で自分のことをOKと思えるのは、「自己肯定感」があるということ。「子どもの自己肯定感を高めてあげたい。でもその方法がわからない」という親は多いの ではないでしょうか? お母さん自身が自己肯定感が低くて悩んでいる場合は特にそうでしょう。

私自身は、自己肯定感のジェットコースターの人生を生きてきました。
母子家庭で育ち、中卒で学歴もなく、アルバイトをしながら過ごしていたとき、私の自己肯定感はこれ以上低くなりえないくらい低く、虫けらのようにちっぽけな自分は何も成すことができないとさえ感じていました。
その頃は、目の前の人と何を話していいのかわからず、ちょっと有名な知り合い(それも親の)を話の引き合いに出していたことを覚えています。自分に自信がないので、誰かとくっつけて自分を高めたかったのでしょう。


その後、母に勧められて行った准看護学校と通信制高校で小さな成功体験を重ねたことで、少し自信がついた私は、200万円貯めて渡米、英語学校、短大、大学、大学院と進めたことで、自己肯定感の低さを完全に克服したと思っていました。

その自己肯定感が全くの偽物だったと気づいたのは、日本に戻ってきてしばらく経ったときのことです。思い通りにならない子育てを前に、ガラガラと崩れ落ちた自己肯定感。人生の底辺を再びさまよいました。子どもたちに本当に悪いことをしたと思っています。自分が自分をOKと思えないために、その不全感を子どもたちにぶつけてしまっていたのです。
その後、夫の仕事の都合で再びアメリカに渡り、抜け出せないトンネルの中、藁をもすがる思いで学んだポジティブ心理学。そこにヒントがあり、簡単には崩れない本当の自己肯定感を高めることができました。子どもたちへの対応も劇的に変わり、今はとても幸せを感じています。
子どもの幸せのためには、ママの自己肯定感がとても大切だと身をもって知りました。


幸せの指標を見直してみよう
ところで、世の中で幸せの指標とされているものはなんだと思いますか? 学歴、収入、社会的地位、美貌、若さーこれらによって幸せがもたらされると信じている人は多いでしょうね。

お金があれば、なんでも好きなことができる。 学歴が高いと、名のある会社に入れる。
それは確かにその通りかもしれません。「美人だね」と言われてちやほやされるのも、気分のいいものでしょう。
ところが、いまここに挙げた幸せは、人との比較によって生まれるものです。もっとお金持ちの人、もっと高学歴な人、もっと美しい人が現れた途端に、幸せは崩れ去り、不幸 に変わってしまいます。幸福感が続くのは、ほんのわずかな時間にすぎません。


ママは子どもの自己肯定感を育てたい
子どもを産んで母親となった女性たちは、豊かな人生経験を積んでいます。ですから、人との比較から生じた幸せなど一過性のものに過ぎないということも、そのような幸せには つねに不安を伴うということも、すでに実感していらっしゃるでしょう。 だからこそ、我が子にはそんなはかない幸せでなく、長く続く確かな幸せを手にしても らいたいと願うのだと思います。
「I am OK」だと幸福はずっと続きます。自分の中から湧きおこるような幸せの実感。それを感じられるようになるには、自己肯定感を持つことが必要です。
そして、子どもが安定した自己肯定感と幸せを掴み取れるためには、ママの自己肯定感 を高めることが必要不可欠なんですね。
本書では、子どもだけでなく、ママの自己肯定感の高め方を具体的にお伝えします。 ママの幸せ、まずはここからスタートしましょう。

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2020年1月吉日  松村亜里

子どもの自己効力感を育む本

自己効力感とは「成功するかわからないけどとくかくやってみよう」という気持ち。
この力、育ててあげたいと思うママは多いのではないでしょうか。
人は誰もが自己効力感を持って生まれてくるといいます。生まれ持った自己効力感を育むのは日常の中のママの声がけ。
「あなたは賢い」
「天才だよ」
良かれと思ってかけてきた言葉が、実は自己効力感を下げていたとしたら…⁈
一体どんな言葉をかければいい
本書では、子どもたちの自己効力感を最大限に引き上げる声がけを30のシチュエーションでご紹介。
効果は一瞬で表れるから、ママと子どもに幸せのサイクルが生まれます。

目次

- はじめに -
ママの言葉は絶大な威力をふるう

自分の可能性を信じて、いろいろなことに挑戦できる人になってほしい。自分の手で幸せをつかみとってほしい。そう願って、我が子に次のような言葉をかけていることはあり ませんか?
「〇〇ちゃんなら頭がいいからできるよ」 「あなたは賢い子」 「やれば何でもできる子だよね」

いい言葉はたくさん聞かせてあげたほうがいいと、普段から意識して声かけしているママも多いかもしれません。 しかし残念なことに、よかれと思ってかけた言葉が、最も避けたい事態を招くこともあります。「どうせ、うまくいきっこない」「自分には無理だからやりたくない」と、子ども たちは挑戦することをやめてしまうのです。

え?「賢いね」「あなたなら何でもできる」と励ましているのに、どうしてそうなっちゃうんですか? と、みなさん大変驚かれます。
事実は事実なので、はっきりお伝えします。「あなたなら頭がいいからできる」「賢い子」 「やれば何でもできる」とママに言われ続けたことが原因で、子どもたちは必要以上に失敗 を恐れ、未知の領域に挑戦できなくなってしまうことがよくあるのです。


言葉が原因なら言葉を変えればいい
うちの子が消極的で無気力なのはどうしてだろう? と悩んでいた原因を、まさかママ 自身が作っていたなんて、ショックですよね。そのことに気づいたときはみなさん、がっくり肩を落とされます。
でも、大丈夫! 言葉が原因ならば、言葉を変えていけばいいのです。今すぐに変えることができるのです。

私自身、「あなたは賢い」と子どもに言うことに何の違和感もなく子育てをしていたとき があります。当時、息子は落ち着きがなく、宿題が難しいと癇癪を起こして、じっと座っ ていることができない。頭を悩ませる日々が続いていました。そんな息子に大きな変化が 訪れたのは2015年の1月、私がポジティブ心理学プラクティショナーのクラスで最新 の自己効力感の研究をしっかりと学び、子どもたちへの声かけを変えたときです。
「できても、できなくてもいい。やってみよう」と自己効力感を育てる言葉を伝え始めたことによって、今では集中して学び、難しいことも投げ出さず、できないことでも落ち込 まないことが多くなりました。そして何より母親である私自身が変わったのです。できそうなことにしか挑戦しなかった私が、未知の領域にも挑戦できるようになりました。

子どもたちにはより多くのことにチャレンジして、いろいろ楽しんで生きていってほしい。その思いを変える必要はありません。変えるのは言葉だけ。ママの思いがまっすぐに 届く言葉に変えていくだけでいいんです。そして嬉しいことに、その効果は一瞬で表れます。
子どもたちは「未だ知らない世界にチャレンジしたい」「何でもできるようになりたい」 という気持ちを抱いて生まれてきます。 生まれ持ったチャレンジ精神そのままに、人生を喜んで歩んでいけるような声かけを、今日からしていきませんか。

子どもの「やりたい」気持ちに届くのは、どんな言葉だったらいいの? そのヒントを、事例と一緒にひとつずつご紹介していきます。 ママの言葉として紹介していますが、子どもに関わる全ての人に当てはめて読み進めてくださいね。

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2020年2月 松村 亜里

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毎月、アカデミアの講義とグローバルサークルの2つのイベントを開催しています。
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またサロンのFacebookグループ内では、最新情報を共有したり、幸せになるエクササイズを実践したり、ウェルビーイング川柳を出し合ったり、オンラインの自主的なイベントだけでなくオフ会などが開催され、参加者同士のつながりや主体的な活動も盛んです。
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プロフィール

松村 亜里
Ari Mastumura

ニューヨークライフバランス研究所 代表
ニューヨークライフバランス研究所 代表 母子家庭で育ち中卒で大検をとり、朝晩働いて貯金をしてニューヨーク市立大学入学。 首席で卒業後、コロンビア大学大学院修士課程(臨床心理学)、秋田大学大学院医学系研究科博士課程(公衆衛生学)修了。 医学博士・臨床心理士・認定ポジティブ心理学プラクティショナー。

ニューヨーク市立大学、国際教養大学でカウンセリングと心理学講義を 10 年以上担当し、 2013 年からニューヨークで始めた異文化子育て心理学講座が好評で州各地に拡大。 ニューヨークライフバランス研究所を設立してポジティブ心理学を広めている。 幸せを自分でつくり出す人を増やすために、エビデンスに基づいた理論とスキルを紹介し、 実践に落とし込む講座を展開。 世界中の親に向けて 2018 年に開設した「世界に通用する子どもの育て方オンライン講座」が好評で書籍となる。 ポジティブ心理学を人生に活かす「Ari's Academia」ビジネスや仕事に活かす「Ari's Academia for Professionals」、 二つのオンラインサロンも開催中。
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