お母さんの
自己肯定感を
高める本
(著)松村 亜里/医学博士・臨床心理士 
WAVE出版 (2020/2/15)

ニューヨークで流行しているポジティブ心理学をベースにした自己肯定感を高めるための、お母さんが幸せになる14の行動習慣。
松村亜里の著書第2段! 

最近の母親にとって、わが子に「自己肯定感の高い子になってほしい」というのが最大の願い。しかしながら肝心の母親が「どうせ私なんて」と自己肯定感が低いため、その代替として子どもに自分の夢を託しすぎたり、競争を強いたり…子育ても苦しいものとしてしまっている。
著者によると 自己肯定感は「高めようと思っても高まる」ものではなく「幸せになる」ことで「自然と高まっていくもの」だという。 コロンビア大学で修士号をとった気鋭の心理学者による、いまNYで流行しているポジティブ心理学をベース にしたお母さんが幸せになる14の行動習慣。

<14のワーク>
1 感謝の種を見つけよう
2 「ありがとう」を受け取ろう
3 きらめく過去を思い出そう
4 「今」を1週間感じよう
5 私の「夢中」を再発見しよう
6 楽観思考にチェンジ!
7 「最高の自分」を思い描こう
8 ネガティブな感情はいったん保留!
9 動いてさっぱり、体が調う1週間
10 食べてすっきり、心が調う1週間
11 大切な人と何して過ごす?
12 親切は気づかれないように
13 自分の強みをフル活用しよう
14 お金が巡るキャリアを作ろう

目次

- はじめに -
「僕、自分が好きだよ!」と言える子は
幸せいっぱい

自己肯定感は幸せへの道
「君は自分のこと好き?」
そう聞かれた子どもたちが、
「うん、僕、自分が好きだよ!」 「私も好き。私は私で良かった!」と元気良く答えてくれたら、こんなに嬉しいことはありません。
子どもたちは「自分が好き」「自分でOK」と、自分をまるごと受け止められている、自分に満足して幸せを感じている、ということなのです。これを喜ばない親はいないでしょう。親が最終的に望むのは子どもの幸せ。
そういう子に育ってほしいと、お母さんたちの誰もが願っていると思います。
自分で自分のことをOKと思えるのは、「自己肯定感」があるということ。「子どもの自己肯定感を高めてあげたい。でもその方法がわからない」という親は多いの ではないでしょうか? お母さん自身が自己肯定感が低くて悩んでいる場合は特にそうでしょう。

私自身は、自己肯定感のジェットコースターの人生を生きてきました。
母子家庭で育ち、中卒で学歴もなく、アルバイトをしながら過ごしていたとき、私の自己肯定感はこれ以上低くなりえないくらい低く、虫けらのようにちっぽけな自分は何も成すことができないとさえ感じていました。
その頃は、目の前の人と何を話していいのかわからず、ちょっと有名な知り合い(それも親の)を話の引き合いに出していたことを覚えています。自分に自信がないので、誰かとくっつけて自分を高めたかったのでしょう。


その後、母に勧められて行った准看護学校と通信制高校で小さな成功体験を重ねたことで、少し自信がついた私は、200万円貯めて渡米、英語学校、短大、大学、大学院と進めたことで、自己肯定感の低さを完全に克服したと思っていました。

その自己肯定感が全くの偽物だったと気づいたのは、日本に戻ってきてしばらく経ったときのことです。思い通りにならない子育てを前に、ガラガラと崩れ落ちた自己肯定感。人生の底辺を再びさまよいました。子どもたちに本当に悪いことをしたと思っています。自分が自分をOKと思えないために、その不全感を子どもたちにぶつけてしまっていたのです。
その後、夫の仕事の都合で再びアメリカに渡り、抜け出せないトンネルの中、藁をもすがる思いで学んだポジティブ心理学。そこにヒントがあり、簡単には崩れない本当の自己肯定感を高めることができました。子どもたちへの対応も劇的に変わり、今はとても幸せを感じています。
子どもの幸せのためには、ママの自己肯定感がとても大切だと身をもって知りました。


幸せの指標を見直してみよう
ところで、世の中で幸せの指標とされているものはなんだと思いますか? 学歴、収入、社会的地位、美貌、若さーこれらによって幸せがもたらされると信じている人は多いでしょうね。

お金があれば、なんでも好きなことができる。 学歴が高いと、名のある会社に入れる。
それは確かにその通りかもしれません。「美人だね」と言われてちやほやされるのも、気分のいいものでしょう。
ところが、いまここに挙げた幸せは、人との比較によって生まれるものです。もっとお金持ちの人、もっと高学歴な人、もっと美しい人が現れた途端に、幸せは崩れ去り、不幸 に変わってしまいます。幸福感が続くのは、ほんのわずかな時間にすぎません。


ママは子どもの自己肯定感を育てたい
子どもを産んで母親となった女性たちは、豊かな人生経験を積んでいます。ですから、人との比較から生じた幸せなど一過性のものに過ぎないということも、そのような幸せには つねに不安を伴うということも、すでに実感していらっしゃるでしょう。 だからこそ、我が子にはそんなはかない幸せでなく、長く続く確かな幸せを手にしても らいたいと願うのだと思います。
「I am OK」だと幸福はずっと続きます。自分の中から湧きおこるような幸せの実感。それを感じられるようになるには、自己肯定感を持つことが必要です。
そして、子どもが安定した自己肯定感と幸せを掴み取れるためには、ママの自己肯定感 を高めることが必要不可欠なんですね。
本書では、子どもだけでなく、ママの自己肯定感の高め方を具体的にお伝えします。 ママの幸せ、まずはここからスタートしましょう。

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2020年1月吉日  松村亜里

プロフィール

松村 亜里
Ari Mastumura

ニューヨークライフバランス研究所 代表
ニューヨークライフバランス研究所 代表 母子家庭で育ち中卒で大検をとり、朝晩働いて貯金をしてニューヨーク市立大学入学。 首席で卒業後、コロンビア大学大学院修士課程(臨床心理学)、秋田大学大学院医学系研究科博士課程(公衆衛生学)修了。 医学博士・臨床心理士・認定ポジティブ心理学プラクティショナー。

ニューヨーク市立大学、国際教養大学でカウンセリングと心理学講義を 10 年以上担当し、 2013 年からニューヨークで始めた異文化子育て心理学講座が好評で州各地に拡大。 ニューヨークライフバランス研究所を設立してポジティブ心理学を広めている。 幸せを自分でつくり出す人を増やすために、エビデンスに基づいた理論とスキルを紹介し、 実践に落とし込む講座を展開。 世界中の親に向けて 2018 年に開設した「世界に通用する子どもの育て方オンライン講座」が好評で書籍となる。 ポジティブ心理学を人生に活かす「Ari's Academia」ビジネスや仕事に活かす「Ari's Academia for Professionals」、 二つのオンラインサロンも開催中。
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